こんにちは
今日は今の生活スタイル、
夏の山小屋アルバイトに至った経緯を
お話したいと思います。
私は、北アルプスの山小屋で夏にアルバイトをしていますが、その勤務に至るまで、
大阪生まれ大阪育ち
真面目に看護師として働いていました。
当時の私にとって、山は、
看護師の仕事でたまったストレス発散の場であり、癒しの場所でした。
月から金まで普通に働いて、
金曜の夜に、関西圏の山の友達と集合、
日付を跨ぎながら、夜な夜なドライブ、
信州の山々の登山口を目指し、
ちょっと仮眠して
土曜日早朝から登山、
土曜日は山にお泊まり(まともに寝てない分爆睡)
日曜日に下山し、大阪へまた交代で運転して戻ってくる
月曜日からまたふつうに仕事。
そんな夏のハードながらも充実な休日を過ごすことが生きがいでした。
なんとなく当時から、
山小屋のおねえさん、いいなーなんて
憧れはあったものの、
当時は山小屋で自分が働くなんて思ってもいませんでした。
きっかけは、コロナでした。
流行した当時は、訪問看護師として、おうちにいる患者さんの看護をお仕事にしていて、
病院の勤務者とはきっとくらべものにはならないとは思いますが、病院のパンクとともに、在宅患者も増え、私たちの仕事も増える一方。
増える仕事は断らない会社だったので、それはそれは一生懸命働いて、やりがいも感じつつ、でも、気づけば年単位で月日が過ぎていました。
当時29歳。
気づけば周りの友達は知らないうちに結婚していて、自分には相方すらおらず。
仕事の影響もあり、友達付き合いも減り、
いつの間にか登山すら忘れて仕事しかしていない状態に。
仕事は楽しかったものの、仕事がストレスフルで、胃の調子が悪くなるからと、食事もまともにとっていない時期もあったりして、
そんなときに友達がふいに山に誘ってくれました。
体力もないし、私が感染源になって仕事で迷惑かけたらどうしようとか、あまり乗り気ではなかったのですが、
友人の激推しもあり、行ってみたんですよね。
で、山の景色にまた感動。
ない体力を振り絞ってたどりついた山小屋のあたたかさに感動。
そして、私、この景色にめちゃくちゃ感動して、
山に、感謝しまくりました。
私を救ってくれてありがとうと。
そして、私は今このままで本当に良かったのかな〜と、
ふと、思ったんです。
山小屋のお姉さんに憧れていた自分すら
忘れていた自分に気づきました。
知らない間に過ぎていく年月に後悔しながらも、
いや、でも、後悔したってしょうがないし、
なんなら、私は今からなんだってできるはず!と。
いつか、コロナで死ぬかもしれないし、
死ななくてもいつまでも健康でいられる保証だってない
今を大切にできなくて私はいつのために生きてる?
誰のために生きてる?
自分らしい自分はどこへいった?
そんなことを考えながら、
一方で、
私が山に救われたように、
あの感動を、誰かにわけてあげたいし、
そういう場所で仕事できるって最高じゃん!と。
その後、山小屋の求人について調べだして、
だいたい1月前後くらいに多くの山小屋バイトの求人が出ることを下調べ。
元旦に、ふと、思い出して求人を見つけ、
看護師の仕事の上司にはなんの相談もせず、とりあえず応募。笑
電話をすると、
山の上での生活について色々説明を受け、
それでも大丈夫ですか?みたいな同意をし、
履歴書がいちばん大事な判断基準になるから頑張って書いてねと言われて
頑張って書いて提出。
受かったらいいな程度に思っていたので、
受かって仰天。笑
あ、決まっちゃった、みたいな。笑
応募~結果まで、1ヶ月強かかったものの、結構あっけない。笑
決まってから上司に相談し、
「海外留学するようなもんよね」と、
3か月休職プランを手に入れました。
今思うと、この上司のあんまり深くは聞かずにしてくれた対応、ほんとにありがたかった。
山小屋に導かれる私②に続きます。
現在は、松本市在住。
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