山小屋に導かれる私③

私のこと
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※今回は

山小屋に導かれる私②の続きです※

 

はじめての山小屋は、ズタボロな心身状態で開始した私。

 

私のいった山小屋は、7月下旬~8月上旬が常に満室状態で、なかなか、繁忙期でしたが、

それでも、毎日が癒しで、1日1日過ぎていくのがもったいないというか、

そんなに早く過ぎないでと願うほどに

毎日が楽しく、

 

そんな話を日々していた一緒に働く彼とお付き合いすることになりました。

 

 

一般的にみると、やっぱそういうとこあるだね〜と、

こういう仕事は思われがちなのかもしれませんが、

私としては全くそんなつもりなく、全てが新鮮でした。

 

 

お付き合いする前に、

彼は周りのスタッフに色々相談していたそうで、

周りのスタッフもニヤニヤしながら

あたたかく私たちを見守ってくれました。

 

 

 

夜は電気が使えなくなり、携帯の電波も悪くなり、

時に不自由を感じるくらい何もない環境というのが、

私にとってはとても居心地が良かったのかもしれません。

 

 

食料はヘリで荷揚げ

天候が悪ければ全てが滞り、食事に頭を悩ます、

代わりに風呂に入れる

 

 

そんな天候に左右されるところも私は好きでした。

 

晴れても雨でもラッキーが増えるような感覚で。

 

 

全ての業務を終えてからスタッフは夕食を食べながらお客さんのご用聞きをし、

消灯後にやっと自由時間が訪れるような生活リズムだったのもあり、

消灯後は特別な時間でした。

 

新月の日には星がたくさん見えて、みんなで見に行ったり、

満月の日にはとても明るくてライトなしで歩けると散歩にいったり。

 

 

ただ、それだけで1日が特別な日でした。

 

 

 

人生で大切にしたいものがある山小屋スタッフ達のように、

私も何か大切なものを見つけたいけど、

大きなものはまだわからなくて、

 

でも、

代わりに、小さなラッキー、小さな幸せ、小さな好きなものをたくさん見つけられるようになったことが

山小屋1年目の私にとっての大きな成長であり喜びでした。

 

 

なんにもない、山しかない環境の不自由な中には、自由がたくさんあり、

なんでもある現代の都会は、実は私にとっては、不自由だったのかもしれません。

 

のびのびと過ごすうちに、

初めは「とりあえず今年だけ」と思っていた山小屋の仕事を

もう少しやってみたいと思うようになり、

2年目、3年目とのめりこんでいる現在です。

 

 

 

2年目は他の山小屋を体験してみたくて彼とは別のところへ、

 

2年目の山での出会いがまた楽しく、

山小屋は私にどれだけの感動を与えてくれるのだろうと

不思議なご縁に感謝。

 

 

住んでみなければわからない自然の移り変わり、

何もないからこそ、人との関わりのなかでうまれる人との関係性、新たな自分の発見、成長、

山小屋に散らばったときめきたちに会いに、

私は山小屋に働きにいくという選択を今年もしています。

 

 

以上で、「山小屋に導かれる私」シリーズは終わりです☆★

 

 

 

 

 

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